カテゴリー「料理」の37件の記事

2013年12月 5日 (木)

№2171 美味しい食べ物の記憶

2013_1203_160620dsc00047  【男の料理教室】の忘年会があった。今月は、食べ歩き月間だったが、近場で忘年会をしようということになった。会場は、いつものさいたま新都心31階のレストランである。いつもは飲み放題3500円コースだが、今回は気張って4000円コースで申し込んだ。参加者は9名と、若干寂しかった。

 人数が少ないこういう時には、食べ物についてしみじみ語りつくそうよ。テーマは、「自分が一番美味しいと思っている食べ物」、「過去に食べて一番美味しいと思ったもの」、「故郷の懐かしい食べ物」と題して、一人づつ発表することにした。この趣向が非常に良かった。

 口開きをしたNさん。「朝食の味噌汁と納豆が良い。味噌汁は豆腐と油揚げを入れ、納豆にはシラスをまぶす。毎朝、自分で料理するのだが、これを食べていると時が至福だね」。ということで、ひとしきり納豆談議になった。

2013_1203_183718dsc00054_2  次は会長のSさん。「今年の男の料理教室は、記憶に残る一年だった。加須のこいのぼり見学も良かったし、鴻巣のひな人形工房も良かった。埼玉で一二を争う職人に知り合えた記憶は忘れない。谷根千の街歩きも忘れられないね。

 私は宮城の片田舎育ちだが、【はっと(多分すいとん)】は忘れられない。いろいろ野菜を入れて食べたのだが、美味しかった」。

 Kさん。「清龍のレストラン、岩槻の蕎麦屋。この仲間で行った食べ物屋は印象深い。私はキッチンに立ったことがないので、この料理教室でリンゴの皮むきは初体験だった。仲間が差し入れた百匁柿を何年かぶりに食べたのには感激したね」。

 Oさん。「私は栃木県の佐野生まれで、何といっても佐野の万里ラーメンが美味しい。そういえば、先日のゆるキャラ大賞で【佐野丸くん】が見事グランプリを獲得したのも自慢だ。おふくろの味で、キンピラごぼうが記憶に残る。女房にも継承をと言っていたのだが、継承する前におふくろが亡くなってしまった」。来年の男の料理教室の食べ歩きは、ぜひ佐野に行こうと決まった。

 Sさん。「私の両親は仙台出身だが、母の作ったなますが忘れられない。他では食べられないが、なますに鮭の頭を細かく切って入れた料理が良かった。母手作りの豆腐のおからも記憶に残る逸品だ」。

 Uさん。「私の生まれは北海道の大沼公園の近く。実家は鍛冶屋だった。北海道は何よりも海鮮が美味しい。ホッケは、この付近で食べるものとは全然違ってパリパリしている。カレーライスに毛ガニを入れて食べた記憶が忘れられない」。

 Sさん。「私は、糠漬けに凝っている。朝と晩、必ず糠床をかき回さなければ一日が終わらない。キュウリ、ナス、人参、大根など本当に美味しいよ。群馬県沼田のキノコの塩漬けは美味しかった。ふるさとの味、おっきりこみ(うどん)も忘れられないね」。

 そして、私が話したふるさとの味は以下のようなものだ。「この時期になると気になるのがハタハタだ。ハタハタは、鰰とも鱩とも書き、12月の初旬、雷とともに岸に押し寄せてくる。昨晩、秋田の姉からの電話で、ようやくハタハタが押し寄せ始めたという。

 私の実家は魚屋だったので、父親がこのころになると、ハタハタの仕入れに夜を徹して出かける。朝5時ころにトラック一杯仕入れて帰ってくると、一家で囲炉裏を囲む。鍋にはハタハタのしょっつるだ。ねぎと豆腐を入れて豪快に食べる鍋料理が忘れられない。ハタハタはどう食べてもよく、田楽味噌につける、焼いて醤油で食べる、糠漬けでも美味しかった。ただ、お正月に欠かせないのは、ハタハタの麹漬の寿司だ。これを食べないと、お正月を迎える気がしないのは、今でもだ。姉にも、寿司ハタハタを作って、送るように頼んでおいた」と話した。

2013_1203_191100dsc00057  食べものの話で一晩過ごすのも良いものだった。同席したSさんは、「シンさん、この企画大当たりよ。しみじみ食べ物の話が出来て、こんばんは本当に良かったわ」と話していた。

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2013年10月 2日 (水)

№2107 【男の料理教室】10月例会

 【男の料理教室】の10月例会が行われた。この会は、基本的に偶数月は美味しいモノの食べ歩き、奇数月は埼玉県民活動総合センターの調理室での実習だ。そして、10月は食べ歩きの月だ。会員の一人が、鴻巣の美味しいレストランを指定した。こういう時に便利なのがカーナビだ。電話番号を入力したら、30分ほどで目的の場所に着いた。

2013_1001_111405pa010001 この日の会場は、西洋料理【May Kiss】というレストランだ。鴻巣の中仙道旧街道沿いにあったが、看板が小さくて見過ごしてしまった。

 この日の趣向は、「美味しいランチを楽しむ」プランなのだそうだ。事前に世話人から、どのコースを選ぶのか指定して下さいと連絡があった。私が選んだのは、ワンプレートランチ【秋桜(コスモス)ランチ】コースだ。

2013_1001_114125pa010004 最初にスープが出て、柿とほうれん草のグラタン、りんご・柿・キノコのマリネ、薄切りポークの包み揚げだった。味は可もなく不可もなし、といったところか。

 このレストランの二階は大広間になっており、毎月100名ほどの観客を集めて、落語会をやっているとのことだ。入口の割には、奥行きの深いお店だった。

 一時間くらいのランチで、用事のある方は帰っていった。ヒマな私を含め六人が、鴻巣散策をすることにした。

2013_1001_124456pa010010 最初に向かったのが【勝願寺】という古刹だ。寺の大黒におとないを請うた。この寺は700年になるお寺さんだ。直参旗本の牧野家の当主が眠る菩提寺だという。

 牧野家のお墓のほかに、この地方の水を治めた伊奈忠次のお墓もあった。

 お寺と墓地の間には大きな樹木があったが、樫の木だそうだ。風をよける屋敷林だが、何年になるのかわからないと言っていた。

 次に向かったのが、ひな人形店だ。鴻巣は人形店のメッカというが、そのなかでも一番店の【マル武人形】に仲間が見学の案内をお願いしていた。若干遅れて行ったのだが、社長と専務が待っていてくれた。

2013_1001_135911pa010017_6 この人形店は、首相官邸に三月のひな人形と五月の武者人形を飾りつけることで有名な店だという。お店には、たくさんのひな人形が飾っていた。

2013_1001_130856pa010012_4 ひな人形を作っている作業場を見せてくれるという。3階の作業場に上がったら、女性従業員10数名が熱心に作業をしていた。写真撮影OKというので、撮らせていただいた。私が見たのは三人官女を作っている現場だ。隣の作業場では、内裏雛を作っていた。

 専務が、鴻巣の人形の歴史や、お雛様の作り方、この店の作るひな人形が他の店とどう違うのか、具体的な例を示しながら教えてくれた。説明を聞いていてよく分かった。そのうち社長が出てきて、西陣織の帯から内裏雛の衣装をどう作るのか、細かい説明をしてくれた。これを聞いているうちに、大変なものだということがよく分かった。

2013_1001_134930pa010015_2 さらに、社長はお雛様を作る生地が山積みになっている場所に案内してくれた。色とりどりで綺麗な生地がたくさんあった。そのうちに、社長が、この日の参加者へのプレゼントとして、このきれいな生地を7~80㎝も切り、皆さんに配ってくれた。参加者一同大喜びだった。

2013_1001_135649pa010016_2 そして、一心に内裏雛作りをしている女性を紹介した。「彼女は、日本でも三本指に入る優秀な人形作りの職人だよ」というのだ。この方は、クラブ員のSekineさんと友だちのようで、彼女の紹介でこのように歓待を受けたのだ。

2013_1001_154803pa010018_2 この店で、2時間もひな人形の説明を受けた。実にいい勉強になった。帰りに部長のSuzukiさんが、しみじみと「このクラブは本当に良いね」と話していた。さて、この日いただいてきた生地を、女房はどう加工するのだろうか、見ものだ。

【10月1日の歩行記録】5,905歩

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2013年9月 4日 (水)

№2078 今月はどんな美味しいものを?

 【男の料理教室クラブ】の定例会があった。誰かが言っていたが、「このクラブは皆さん喜々として参加しているせいか、減らないどころか参加者が増えてくるわね」。この日も18名の参加者だった。なぜこんなに楽しく参加できるのか考えてみるに、男と女が半々にいるせいじゃないかしらね。

 このクラブは4班に分かれていて、月ごとに当番班がレシピを考え、食材を用意してくれる。今月は、①昔懐かしいナポリタン、②南瓜のスープ、③サーモンサラダ、④シュワシュワポンチの4品を作るのだそうだ。

2013_0903_090528p9030003 そういえばメニューはいつもご飯もので、私がご飯を炊く当番を引き受けるのだが、この日はご飯を炊かないんだ。ご飯無しは久し振りだね、と誰かも言っていた。当番から懇切丁寧なこの日のレシピ紹介があり、さて調理に取り掛かるぞ。

 いずれナポリタンは最後とのことなので、私は南瓜の皮むきをした。南瓜スープはわが女房の得意とするところで、私は南瓜を半分に切るくらいしかやったことがない。今日はしっかり覚えていこう。

2013_0903_093447p9030008 半分に切った南瓜を与えられ、それをさらに半分にカットして種をとった。そして銀杏切りにするという。「銀杏切りって何だ」と聞いてみたら、要するに細かく切ればいいんだそうだ。細かく切った南瓜を電子レンジに入れる。女性会員に「何分温めたら良いの」とうるさく聞くと、「適当で良いんじゃないの」との答え。初心者にとって一番困るのが、【適当】だ。親切な人もいたもので、「600Wで7分くらいでやってみたら」と答えてくれた。

 南瓜が柔らかくなった。これで良いわけではない。出し汁を作り、フードプロセッサーでドロドロにするのだという。さらに、再度牛乳、塩、胡椒を入れて弱火で煮込み、適当なところで出来上がり。冷蔵庫で冷やしたら、美味しい冷やし南瓜スープに出来上がりだ。よし、南瓜スープの作り方がわかったぞ。今度自宅で試作だ。

2013_0903_101145p9030011 その間、わが班の女性たちはサラダを作り、デザートのポンチを作っていた。さて、最後はナポリタン作りだ。ナポリタンを茹でるのは最後にして、具作りだ。同じ班のUsudaさんが熱心に作っていた。それじゃ、私はスパゲッティを茹でよう。7分間でちょうど良い具合に茹であがった。具と掛け合わせたが、「決してぐちゃぐちゃ混ぜ合わせちゃいけない」と世話人にはきつく言われていた。せっかくのスパゲッティが不味くなるというのだ。

2013_0903_103440p9030017 それにしても、今月は彩の良い料理が出来上がった。皆さんに早く食べようとせっついたのだが、他の班はぐずぐずしている。ようやく食卓について、わが作品を食べたのだが、今月は本当に美味しかった。他の班も美味しそうだったよ。

2013_0903_102904p9030015 食卓の真中には、【無口な夫】差し入れの葡萄だ。甘くてとっても美味しかった。なんでも妹さんの家で作った葡萄だそうだ。イヤ、ご馳走様でした。

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2013年8月 7日 (水)

№2050 今月の【男の料理教室】

 毎月第2火曜日に開かれている【男の料理教室】であるが、クラブ員は毎月のこの日を楽しみにしているようだ。今回も、この暑さにもかかわらず16名の参加者があった。誰が調整しているわけでもないにもかかわらず、男8名に女8名だ。ただ、なかには参加予定者で顔を見せないので電話をしてみたら、すっかり忘れていたというボケの人もいた。

2013_0806_085925p8060009 この料理教室は4班に分かれていて、それぞれの月の当番がレシピを考えてきてくれている。今月は盛りだくさんで、①枝豆ごはん、②ゆで豚、③こんにゃくのピリ辛煮、④ゴーヤの白和え、⑤茄子のうまみだれ、⑥ゆで豚のスープの6品を用意してくれた。

 ただ、当番のSetsukoさんの提案で、「枝豆ごはんではなく、糖尿病にとっても良い麦ごはんにしましょう」と急きょ変更だ。何でも、旦那が糖尿病を患っていて、麦ごはんを食べさせるのに苦労しているのだそうだ。

2013_0806_091525p8060010 レシピの紹介が終わり、早速調理に取り掛かった。いつものことだが、一番時間がかかるのがご飯炊きだ。研いだ米を15分ぐらい水切りし、その後麦を混ぜ込んで炊いた。【メシ炊き男】は、たえず自分と決めている。手際が良いものだ。

2013_0806_103736p8060019 今月のメインデッシュは【ゆで豚】とのことだ。4人で300g2本とのことだったが、少し多いんじゃないか。フライパンで焦げ目を作って、じっくり3~40分煮込むという。豚の脂を徹底的にそぎ落とすのだそうだ。あらかじめのタレは、秘伝のSetsukoさん作だ。何でも3~4年漬けた梅酢を隠し味にしていると自慢していた。

 こんにゃくのピリ辛煮は、豆板醤がなかったので鷹の爪一本丸ごと入れた。そしたら、ピリ辛どころか大辛だったね。ゴーヤの白和えに用意されたゴーヤは白い色だった。このゴーヤが緑色だったら、彩りも美しかったかもしれない。などと反省の弁を述べながらも、手は着々と動く。

2013_0806_102409p8060013 そしていつでもそうなのだが、わが班がいの一番にレシピの料理を作り終えた。「早ければいいってものじゃないよ」とKaimotoさん。そういっても、料理に手際は大事じゃないの。いつまでもぐずぐずしている班もあるにはあった。

 さてご飯も炊けたし、皆さん一緒に頂きましょう。この日の感想は、残念なことに麦ごはんも良いが、糖尿病でない私は枝豆ごはんが食べたかった、というのが正直なところだった。

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2013年7月 4日 (木)

№2016 谷根千ブラブラ歩き②

 昨日に引き続く、【谷根千ブラブラ歩き】の記事である。

 わが【男の料理教室】の今回の最大目的は、美味しいモノの食べ歩きだ。昼食会場は、不忍通りに面した【露地】というイタリアンレストランだった。予約すると1600円、予約なしだと1300円とのことで、わが世話人は予約をしていなかった。果たして16人も入れるのか心配したが、店内は広々としていて充分だ。

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 昼食セットをお願いしたが、パスタは4種類から選ぶようにとのことだ。わがテーブルにはちょうど4人が座ったので、3種類のパスタとミネストローネを頼み、シェアして食べることにした。前菜は野菜たっぷりだ。私の前に座ったUshudaさんと、「矢張りイタメシ屋ではワインだよね」と意気投合し、私は赤ワインを注文した。味は可もなし不可もなし、といったところか。

2013_0702_124754p7020025 昼食でお腹もちょうどいい。さて、と向かった先が根津神社だ。矢張り、昼食会場から歩いて5分程のところにある。本宮参拝に、藁の輪をくぐった。左に一回、右に一回、そして真ん中と三回くぐると幸福になれるとの注意書きだ。

2013_0702_130011p7020028_2 それを読んだかどうか知らないが、Kayoさんはわざわざ右をくぐり左をくぐった。こういうものは注意書き通りの方がいいんじゃないかな、と笑った。人を爆笑の渦に誘い込むのが上手なKozoさんは、お稲荷さんの鳥居で頭をしたたか打ったとこぼしていた。

 この根津神社はツツジで有名だ。来年の春にはツツジ見学に来ようと誓い合った。

2013_0702_131214p7020033 この根津神社を出た先に駄菓子屋がある。珍しく、金太郎飴を売っていた。自店で描いた手作りの金太郎だそうだ。物珍しさも手伝って、早速買った。まあ、150円だから財布は痛まない。

 そして、不忍通りに出たら佃煮屋だ。私はこの店にも寄って、イカの甘辛煮の佃煮を買い求めた。懐かしい味がした。

2013_0702_133224p7020038 さて、ブラブラ歩きが次に向かったのが谷中だ。とある街角に、大きなヒマラヤスギがあった。何年になる巨木だろうか。その下の【みかどパン店】とともに、この界隈の名物だそうだ。さっそく、仲間がパンを買いに店に入ったら、なんとパンは売っていないのだそうだ。羊頭狗肉、とはこのことだな。

2013_0702_133351p7020039 その隣にこじんまりとした店がある。何だろうかと覗いてみたら、外国人のような方が日本画を描いていた。「どうぞお入りください」と声がかかったので、靴を脱いで日本画を見せていただいた。

 写真撮影OKの了解をいただいたので、本人も撮った。お話を伺うと、30年以上もこの地で日本画を描き続けているアメリカ人だという。ワシントンD.C.生まれといっていたが、この地に根を張った方なのだろうね。様々な技法で描いた日本画も素晴らしかった。

2013_0702_134827p7020040 次に向かったのが、護国院だ。谷中七福神の大黒天を祀ったお寺さんだ。おかみさんが出てきて、「ぜひ本堂に入って、大黒天を拝んでいって下さい」と誘われるまま、まじかで大黒天を拝んできた。お正月の七福神巡りの時は客が多すぎで、とても本堂に入ることなど出来ない。

 本堂の前には立派な樂堂があった。お能でもするのか聞いてみたら、この樂堂はお囃子専門だという。しかも、次の日が縁日でお囃子の演奏があるのだそうだ。ウ~~ム、残念。

2013_0702_143156p7020041 ブラブラ歩きにも、そろそろ疲れた人が出てリタイア組がいた。まあ、元気な組はもう一度谷中銀座に戻って、朝方は開いていなかった名物の肉屋で、メンチカツを買うことにした。

 普段は長蛇の列の【肉のサトー】も、この日は並んでいなかった。一個150円のメンチカツ3個を買い、夕やけだんだんの上の酒屋で生ビールとともに食べた。これが美味しかった。自宅に2個持ち帰ったが、これを見つけた女房が、2個ともペロッと平らげた。夕食用と思ったのにね。

 それにしても、知らない街をぶらぶら歩くのは楽しいね。特に、下町はいろいろな発見があるのが良い。

【7月3日の歩行記録】

4,435歩、2.88㎞

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2013年7月 3日 (水)

№2015 谷根千ブラブラ歩き①

 今月の【男の料理教室】は、美味いモノの食べ歩き月である。世話人のKozoさんが、谷根千のブラブラ歩きと、美味いもの食べ歩きを提案してきた。意外と皆さん、谷根千って知らないようで、「それ何」という声が出た。

 言わずと知れた谷根千は、谷中・根津・千駄木の総称で、森まゆみさんが機関誌【谷根千】を発行してから一般的になった言葉である。私も、現役時代は何度も出没してはこの周辺を飲み歩いたが、全体を通して歩くのは初めてだ。

2013_0702_094529p7020001 この日、日暮里駅に集合したメンバーは16人だ。午前10時集合とのことで9時50分に着いたら、「あなたが一番遅い」と叱られた。どうしても、年を取るとセッカチに成りがちだ。早速、駅構内で朝礼が始まった。世話人から、今日のコースの紹介があった。

 前号の記事に引き続きKozoさんの話になるが、雑駁なようでいて、彼はなかなか気配りの行き届いた人であると見直した。この日のために、3回も下見を繰り返したというし、谷根千の地図や情報を様々コピーしてくれていた。世話人がしっかりしていると、大船に乗った気持ちで歩けて有難い。

2013_0702_095948p7020003 まず目指したのは、谷中銀座だ。夕やけだんだん坂を下るとすぐ目的地だ。そうだ、そういえばこの坂上にトルコ料理屋があって、何度か通った記憶がある。今はなくなっていた。この坂下に移動したとのことだ。

 また、この坂からは富士山がよく見えたらしい。今ではマンションの陰になってしまった。

 谷中銀座は朝早かったせいか、半分以上の店はまだ開店していなかった。老人たちのブラブラ歩きは、それでも名物店を冷やかして歩き、なかなか前には進まない。

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 この商店街で見たものは、店の看板の脇にある見事な影絵だ。商店主に作家の名前を伺ったのだが、聞き洩らしてしまった。

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 よみせ通りで、ところてん屋を見つけた。この店は、自分のウチで作っているところてんとのことだ。150円というので、早速味見をしてみた。ウ~~ム、これは美味しいと唸ったら、次々とメンバーが食べ始めた。中には、自宅にお土産まで買う人もいた。それほど美味しかったのだろうね。

2013_0702_103733p7020012 そして立ち寄ったのが10円饅頭屋だ。Kozoさんが買って少し分けてくれた。味見してみたら、これも美味しい。私はアンコ、抹茶、芋饅頭の3個買ってきたのだが、皆さん豪勢に買い占めていたね。ウィンドウにあった売り物がほとんどなくなっていた。

 メンバーは好奇心も旺盛だが、お金もあるね。まあ、いくら買い占めてみても一個10円の饅頭ならたかが知れているか。

2013_0702_104455p7020015 ブラブラ歩く一行が、次に発見したのは指人形屋だ。「指人形とは一体何だ」と店を覗いてみた。残念ながら、月曜日と火曜日は定休日とのことだ。がっかりして帰ろうとしたら、店主がいて店を開けてくれた。

 この店は日本で唯一、いや世界で唯一の指人形専門店だ、と店主は言っていた。自作の指人形を作っているとのことだ。さらに、「指人形劇場もやっているよ」とのことで、一人500円を出し、この劇場の30分演劇を拝見することにした。

2013_0702_104933p7020017 これが素晴らしい。演し物は10作品だったが、店主一人の指さばきに、皆さん大笑いしながら感激した。指人形の表情も、それぞれ個性があってよかったね。この劇場を観るだけでも、この日参加して儲けものだったね。

2013_0702_112935p7020020 オイオイ、お昼のレストランは大丈夫かね。ということで、この日の昼食予定、イタメシ屋さんに入店した。指人形店から5分程のところだ。不忍通りに面した【千駄木 露地】という店だった。

 それにしても、よくぞ隠れた名店を探し当てたものだ。世話人のKozoさんは、「自分で見つけた店じゃないよ。娘に探してもらったんだ」といっていた。それにしても、彼の家族の協力も大したものだ。

(長くなりすぎたので、続きは次号に)

【7月2日の歩行記録】

10,882歩、7.61㎞、1時間24分、435.8カロリー

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2013年6月 5日 (水)

№1987 加須で名物うどんを食す

 毎月第1火曜日は、【男の料理教室】の定例会が開かれている。隔月で調理の月と、美味しいものの食べ歩きを交互に行っている。そして、今月は美味しいものの食べ歩き月である。世話人が考えてくれたテーマは、「加須でレトロな街中を散歩し、名物うどんを食する」というものだった。今月の参加者は、少々寂しく8人だった。
2013_0604_103334p6040001_2 さて、朝10時30分に加須駅集合だ。まずは、駅前に立っている看板で今日の散策コースを確認する。どうやら、名物うどん店がたくさんあるようだ。今日は、どのうどん店に連れて行ってくれるのかな。

2013_0604_104210p6040005_2 その前に、駅前にある千方神社を訪ねた。ここで見たのが【石敢当】だ。この石碑は沖縄では良くみたが、関東では珍しい。説明書を読むと、石敢当は中国の力士の名前で、主に西日本、特に九州では良くみられるらしい。私が記憶にあるのは、沖縄の個人の家の石垣の角に立っていた。関東では見かけない風習だ。この神社には、芭蕉の句碑もあった。

2013_0604_110159p6040010_2 さらに歩を進めて、レトロな小径を歩いて【円空作不動明王坐像】が収められているお宮に向かった。世話人があらかじめ下見をしたというのだが、その割にはあやふやな案内人だった。円空仏は秘仏らしく、御堂には鍵が掛けられていて、覗くことは出来なかった。

2013_0604_112715p6040016_2 次に案内してくれたのが、橋本弥喜智商店でのこいのぼり製作現場だ。加須はこいのぼりで有名な街である。このお店では、最初にこいのぼり製作のビデオを15分程拝見した。長さ100メートルのこいのぼりを空にあげるシーンは勇壮だった。

2013_0604_113703p6040017_2 ビデオ鑑賞のあとは、こいのぼり製作現場で社長の説明付で、実際にこいのぼりを作っているのを拝見した。この社長は東松山のいきがい大学で、10年ほど講師をしていたとのこと。いきがい大学については詳しかった。

2013_0604_113727p6040018_2 最近では、こいのぼりというとビニールでプリントされているものが市販されているが、この店は手作りのこいのぼりを作っていた。木綿布を裁断して下絵を書き、それに顔料で色を変え、何度も塗るものだった。こいのぼり一個を作るのに、18回も干すのだそうだ。干すことによって、色落ちを防ぐと説明していた。

 そして、毎年5月には、利根川河原で100メートルのこいのぼりをあげる行事をしているという。今第4代目の巨大こいのぼりを作っているらしい。来年は、ぜひ見物に来たいものだ。本当に、このこいのぼり屋さんの説明は親切丁寧だった。1時間半もお話を伺っただろうか、恐縮してしまった。しかし、お腹もすいた。2013_0604_125938p6040023_2 こいのぼり屋さんを出て、早速目当てのうどん屋に入った。【登治うどん】という店だった。天気が良く、汗を掻いた。うどんの前にビールを飲もう。そして、頼んだのが大盛りうどんだ。さすがうどんの本場だけに、腰の強さは抜群だ。スルスルスルと、あっという間に平らげてしまった。ウ~~ム、美味しかった。私はといえば、むしろ蕎麦よりもうどんが好きだ。うどんなら、何杯でも食べられそうだ。別のうどん屋にも入ってみようよと提案したら、仲間にはウェっという顔をされた。

2013_0604_133853p6040026 そのうどん屋から650メートルほど行ったところに總願寺というお寺さんがあった。広い境内だった。参拝がてら、満腹のお腹を癒した。そしたら、またお腹に物が入りそうだ。加須の街の名物・五家寶というお菓子をお土産に買い、別のお菓子屋さんではいがまんじゅうを食べた。満腹で帰ってきた。

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 加須という街を訪れたのは、私は初めてだった。たまには知らない街を、このようにブラブラ歩いてみるのも良いものだ。

【6月4日の歩行記録】

9,306歩、6.51㎞、1時間7分、372.7カロリー

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2013年5月 8日 (水)

№1959 【男の料理教室】定例会

 この日は、【男の料理教室クラブ】の定例会だった。会場は、いつもの県活調理室だ。さて、どういう料理を作ることやら。

2013_0507_090534p5070002 この日は第一班の担当だ。朝の朝礼後、レシピの紹介があった。【男の料理教室】とは名ばかりで、矢張り、レシピを考えてくるのは女性会員だ。

 【鶏肉のヨーグルト煮込み】、【アボガドとベーコンの白和え】、【青菜の辛子和え】、【たけのこと若布のみそ汁】の4品を作ると発表があった。そして、作り方について、懇切丁寧に説明してくれた。

 さて、それぞれの班に分かれて、早速料理作りにかかった。このクラブも結成して早2年になる。本当に要領がよくなった。

 いつものことだが、調理で一番時間がかかるのが【ご飯炊き】だ。あの手さばきのぎこちなかったはずのOnちゃんが、いの一番に炊飯器のスウィッチを入れていた。当然、炊き上がるのも一番早かった。ある班は、30分程水につけてから炊いていた。本当はこれが正当なのだろうが、当然一番遅い。

2013_0507_093046p5070004 ただ、包丁さばきがギコチナイ会員もまだいるにはいる。アスパラを丁寧に切っているNishiwakiさんに「そこはトントンといかないかな」と、苦笑交じりに注文をつけた。自宅では、ほとんど包丁を握ることはないようだ。

 鼻歌交じりにフライパンで肉を炒めているのはOnちゃん。彼には、以前は絆創膏が必要なほど包丁を危うく扱っていたが、今やいっぱしの料理人だ。

2013_0507_093439p5070006 鶏肉をこんがり炒め、白ワインを入れるという。「ワインはクッキングワインだから、昼から飲んじゃ駄目だよ」と一声かかる。不思議なことに、声も大きいし体もデカイOnちゃんなのだが、意外と下戸なのにはびっくりする。

 私は自宅では決してヨーグルトは食べないのだが、こうやって調理すると、ウ~~ン、なかなか美味しいものじゃないか。

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 かくして、調理をはじめて1時間くらいで、今回の料理は出来上がった。皆さん揃って、「イタダキマ~~ス」。わが班のNiijimaさんは「自宅ではこんなおしゃれな料理は決して作らないが、美味しいですね」としきりに言っていた。

 各班とも、作った料理はきれいに平らげていた。ダイエットを心掛けている私は、ご飯を2杯もお代わりしてしまった。

【5月7日の歩行記録】

8,354歩、5.81㎞、58分、275.2カロリー

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2013年3月 6日 (水)

№1896 先生に習う【中国家庭料理】

 定例の【男の料理教室】が開かれた。今月は、県活での調理の月だ。先日、ある友達が「HPを読んでいるのだが、【男の料理教室】は楽しそうだね」としみじみ言っていた。そうなんです、実に楽しいクラブに仕上がった。男女半々20名いるクラブ員は、だれ一人欠ける事がない。

 今月は、わが第4班が企画を練る当番班である。少し趣向を変えてみようと思い立ち、中国出身の講師に【中国の家庭料理】を教えていただくことにした。講師のKaga Honさんは来日20年ほどになり、あちこちで演奏会をやっているプロのオペラ歌手である。われわれも、一年半ほど前に演奏会を開いていただいた。

 それ以来、彼女のつくる水餃子教室に通ったりの知り合いだ。「中国の家庭料理を教えてほしい」とお願いしたら、二つ返事でOKをいただいた。さて、何を作ってくれるのだろうか。手始めにということで、今回は三種類だ。【西紅柿炒鶏蛋(トマトと玉子の炒め)】、【菠菜圓子湯(ほうれん草肉団子スープ)】、【涼拌黄瓜(キュウリ和え)】のレシピが用意された。

 そのレシピに沿って、県活の近くのスーパーで女性会員と一緒にあらかじめ買い物をしておいた。私一人でいいとは思っていたのだが、矢張り女性は気が回るのが有り難かった。レシピ通りだと米は入っていなかったが、「矢張り、ご飯はあった方がいいわよ」と北海道産の米を買った。日本人として、ご飯がないと物足りないものになっていた。さらにデザートもという心配りだ。

 当日の朝9時には、ほぼ全員が揃った。ただ、第1班の班長がいつまでたっても顔をあらわさない。部長が思い立って電話をしたら、何とまだ家にいるというのだ。完全に日にちを間違えていたそうだ。慌てて駆けつけてきた。

2013_0305_090529p3050002 そういう事故もあったが、まずは朝礼のあとに、講師の今日の料理についての説明があった。Kagaさんは、本格的に料理を習った経験はないらしいが、お母さんのやり方を見よう見まねで覚えたという。

 さらに、中国では男が料理をやることがあるのか会員が聞いていた。「もちろんありますよ。むしろ男の料理の方が本格的で、やりはじめたら、調理室に籠って美味しい中国料理を作ってくれる」のだそうだ。そういえば、中華料理のシェフはほとんどが男だ。

2013_0305_093054p3050005 説明もそこそこに、皆さん調理台につき、勝手に料理を始めた。待て待て、せっかく講師がいるのだから、講師の言う段取りでやろうよ。そのころには、皆さん野菜など切り終わっていた。

 それにしても、このクラブが発足してもう2年になる、女の人はもちろんだが、男も包丁を持つ手つきが堂に入っている。トントントンと、あっという間に今日のレシピの料理は出来上がった。

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 いつでもそうなのだが、一番遅いのがご飯炊きだ。それでも10時半ころにはすべてが出来上がっていた。

 さて、私はクラブ員に召し上がっていただこうと、自家製の沢庵を差し入れた。埼玉に持ってきた沢庵は、那須と違って暖かいのだろう、日ごとに変色している。早く食べてしまわないと、せっかく美味しいものが台無しだ。中華料理にどうかと思ったのだが、お陰様で大好評だった。

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 それでは、いただきましょうよ。さっぱり味で美味しかった。ただ、もう少しいろいろな料理があっても良かったかな。Kagaさんも、「豆腐料理を加えたらよかったね」と感想を述べていた。彼女の得意は四川料理だそうで、次回は辛い四川に挑戦してみよう。

【3月5日の歩行記録】

7,108歩、4.94㎞、49分、234カロリー

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2013年2月 6日 (水)

№1868 【男の料理教室】定例会

 毎月、律義に第一火曜日、【男の料理教室】を行っている。奇数月は県活の調理室で料理を、偶数月は美味しいものの食べ歩き会だ。そして、今月は食べ歩き会の月だ。世話人は、「武蔵一宮『氷川神社』にお参りして今年の多幸を祈願後、近くの清水園でランチを楽しむ会」を企画してくれた。

2013_0205_105608p2050003 例月は15~6人集まる会なのだが、今月は若干減って、参加者は11人だった。大宮駅を出発して、ブラブラ氷川神社に歩いた。この日は風が強かったものの、日差しが強く、散歩にはもってこいの陽気だった。

 ブログ仲間の松ちゃん情報によると、この氷川神社の能楽堂では、2日前の節分には能の舞奉納があったらしい。結構人出が多かったようだが、この日は平日のせいか、ガランとしていた。

2013_0205_105912p2050004 この日の仲間の中には、「この氷川詣では今年になって三回目だわ」という人もいた。そんなに頻繁にお参りしてもいいものか心配だったが、「神社へのお参りは何度しても良い」のだそうだ。

2013_0205_111920p2050008 参拝の帰り、参道の脇にあるお団子屋さんで団子を買って頬張った。

 この団子屋もこの辺では名物の店で、いつ行っても混んでいるとのことだったが、この日がやはりガランとしていた。日溜りで焼きたてのお団子を食べるのも、また格別だった。

 「すぐお昼ごはんになるが、大丈夫かしら」と心配する向きもあったが、そこは別腹だ。

2013_0205_113326p2050010 このお団子屋から歩いてものの5分もしないうちに、今日の昼食会場【清水園】があった。私はこの会場を、以前に忘年会で2~3度使っている。ただ、二階のレストランは初めてだった。なかなか豪華な仕掛けのレストランだった。

 それぞれ銘々に昼食を頼んだのだが、一組はパスタに、もう一組はお刺身定食に二分された。サンちゃんと私は、その上に生ビールを頼んだ。

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 私はお刺身定食を頼んだのだが、不味くはないが、格別に美味しいというほどでもなかった。

 来月はわが班の担当で、中国人の講師を頼み、「中国家庭料理」の講習会を企画している。

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