№657 10月は何の本を読んだ?
最近、このブログにあまり読書の話題は出てこないが、着実に読書量はこなしている。自分にとって【本を読む行為】を、ある意味では定年後の“仕事”と位置づけていて、ある義務感を持ってコンスタントに読むようにしている。
さて、10月はあまり読めなかったのだが、それでも12冊・4069頁を読了した。
今月は図書館の本を読むよりは、いつかは読もうと本棚に溜まっていた在庫の本をこなした。しかも文庫が多い。12冊のうち10冊は文庫だった。そのうちの8冊は新潮文庫だ。
さらに、久々に海外文学を楽しんだ月でもある。一冊はスティーブン・ハンターのものだったし、他の一冊はケン・フォレットのものだ。両作家とも読みなれている。
ちなみに、スティーブン・ハンターを私の記録の中から読書検索してみると、日本語に翻訳されている本はほとんど読んでいる。『魔弾』、『クルドの暗殺者』、『さらば、カタロニア戦線』、『真夜中のデッドリミット』、『極大射程』、『ダーティホワイトボーイズ』、『ブラックライト』、『狩りのとき』、『悪徳の都』、『最も危険な場所』、そして今月読んだのが『ハバナの男たち』だ。ハンターのものは2000年から2002年にかけて読んでいたが、一番印象に残るのが『極大射程』だ。
概してハンターの作品は長編が多いが、興に乗り始めると一気に読む進むことができるのが魅力だ。
今回の作品は、キューバ革命前日のハバナだ。カストロ暗殺に命を燃やす主人公が、ぎりぎりのところで発射をためらうところに人間性を感じた。
一方、フォレットのモノも目につく限り読んでいた。印象に残っているのが『針の眼』と『大聖堂』である。10月読んだのは『第三双生児』である。この本も実に良く構成されたモノだった。
海外文学は、なかなか取り付き難いが、読み始めると止められないという習性がある。最近遠ざかっていたが、また読み始めてみよう。
10月に読んだ本で最も感銘を受けたのが、佐野眞一『クラッシュ 風景が倒れる、人が砕ける』だ。彼のルポ魂というか、事件現場をいち早く踏む精神というのは本書で遺憾なく発揮されていて、つくづく凄いものだとあらためて思った。
今回の本で選ばれた現場は、JR西日本脱線転覆事故現場・十七歳連鎖殺人現場・雪印乳業食中毒事件現場・東海村JCO臨界事故現場・阪神淡路大震災現場・ニューヨーク同時多発テロ現場の6ヶ所だった。
なかでも、阪神淡路大震災の現場は本書の半分くらいを費やし、最も迫力のあるルポルタージュとなっていた。
他に読んだのは、なかにし礼の作品が2点と沢木耕太郎の作品2点だった。
残念ながら、読書月としては、不作だったのかな。



























































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